カキえもんの話

2017-12-19 Tue

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今回は、以前ブログにもご紹介した、「カキえもん」という名前の牡蠣のお話です。
ホタテに「えもんホタテ」と名付けるなど、さまざまなブランド名を冠した海産物を扱う北海道の厚岸町。もちろん牡蠣にも名付けられています。
オイスターバーに卸されるブランド牡蠣に代表されるのは3種類。宮城県で育ち厚岸の海で最後の身入れを行う「ナガえもん」、宮城の種牡蠣(牡蠣の赤ちゃん)を厚岸の海で育てて出荷する「マルえもん」、そして正真正銘、厚岸生まれ厚岸育ちの「カキえもん」です。
厚岸の語源は“牡蠣の育つ場所”というアイヌ民族の言葉から来ていますが、30年ほど前にほとんどの牡蠣が死滅するという病気にみまわれ、その姿は消えたといわれていました。
しかし近年、地元の生産者さんの努力でブランド牡蠣として復活し、FISH HOUSEにも届けられているのです。
厚岸は海水温が低く牡蠣が育つペースが非常にゆっくり。ほかの産地に比べ出荷までに時間を要するので、かけられる手間も多くなります。
その分、毎年美味しい牡蠣が仕上がるのです。今年もしっかりとした身入りの厚岸ブランド牡蠣、カキえもんを当店で是非お楽しみください!