フォカッチャの話②

2018-1-16 Tue

キッチンスタッフが毎日焼く「フォカッチャ」。もちろん僕がキッチンに立つ日は僕が焼くのですが、気が付けば人生の四分の一ほどの長い期間、フォカッチャを焼き続けています。今回はFISH HOUSEのフォカッチャのお話です。
以前にもブログで触れた、当店の名脇役フォカッチャ。まだまだ勉強中だった十数年前、イタリア料理の大先輩に教わったこのパンは、最初から現在のレシピがあったわけではありません。少しずつ改良を加えながら完成され、今でも毎回同じ様に焼きあがるわけでもない、非常に繊細なもの。たとえば乾燥した季節には水分を多め、梅雨時期などは少なめにと気候によっても微調整が必要です。
しかし焼き上がりに多少のムラがあるとはいえ、さすがにこれだけ毎日のように焼いている当店のフォカッチャは、ブーランジェリーや町のパン屋さんよりも満足度の高いものが焼けていると自負しています。
そしてこれからはその技術を後輩たちに伝達していかなければなりません。パンに限ったことではありませんが、当店の人気メニューもサイドメニューも“僕が作った”ではなく“FISH HOUSEの”でなければいけないと最近思っています。
そんなわけで、キッチンスタッフ一同、営業に向けて毎日頑張って仕込んでおります!
当店のブランドフォカッチャを、お食事と一緒にぜひお楽しみください。