オイスター・ロックフェラーの話

2016-12-6 Tue

生牡蠣に次いで人気の焼き牡蠣。季節ごとに沢山の種類を提供していますが、今回はその中でも冬の代表格とも言える「オイスター・ロックフェラー」のお話です。
この焼牡蠣は、アメリカ・ニューオリンズの「アントワーヌズ」というレストランが起源。ニューオリンズはフランスの移民が多かったことから、富裕層はクリームやバターを使った「クレオール」料理、貧困層はスパイスを使った「ケイジャン」料理と、様々な食文化が発展してきました。
そんな中、当時の大富豪だった「ジョン・ロックフェラー」の名前を取って生まれたのがこの焼き牡蠣です。アメリカでは非常にポピュラーで、オイスターバーでは欠かせない料理のひとつ。オリジナルレシピは門外不出の為不明ですが、どの店も共通して、ニンニクと、ホウレン草などの緑の野菜を使用したオリジナルソースで焼き上げます。
FISH HOUSEでは、鎌倉産のホウレン草とニンニクをピューレ状にしたソースに、グリュイエールチーズをたっぷりと乗せて焼き上げています。ホウレン草に含まれる葉酸が、牡蠣に含まれる鉄分の吸収を促進させる、毎冬恒例の人気メニュー。栄養価が高い上にもちろん美味という、一石二鳥の一品です。
次回ご来店の際にはご注文をお忘れなく!