コフィンベイの話

2016-6-28 Tue

オーストラリアのシドニーからアデレードを経由し、プロペラ機に乗り継いでたどり着くポートリンカーン。ここから更に車で1時間ほど移動すると、人口400人ほどの小さな町コフィンベイに到着します。
ここは日本でも有名な牡蠣の産地で、小粒の真牡蠣をバスケットに入れて養殖しています。大分県・中津市の小粒な牡蠣「ひがた美人」もこの養殖地を参考に作られました。
ここの海はとにかく澄んでいて綺麗な上に、南太平洋より栄養分が豊富な海水が流れ込む素晴らしい環境。牡蠣の身もしっかりと育ちます。今までさまざまな養殖地を視察してきましたが、間違いなくここは最高の牡蠣養殖場と言っても過言ではないでしょう。
出荷までに何度も陸揚げを繰り返し、サイズや品質を吟味して海に戻すという、途方もなく手のかかる作業の連続を経て出荷されるコフィンベイの牡蠣たち。当店ではこだわり抜いた作り手のひとり、ブレンデン氏の牡蠣を提供しております。
今が冬の南半球では牡蠣の旬が始まりました。来月の牡蠣とワインのマリアージュもコフィンベイを予定しておりますので、これから美味しくなっていくこの海の味を、是非お楽しみください。