カーペットバッグステーキの話

2015-12-22 Tue

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世の中には牡蠣を牛肉で挟んだステーキがあるんです。
初めてこの話を聞いたとき僕の頭の中は「?」でいっぱいでした。
肉と牡蠣を一緒に調理するステーキとはいったい何なのか調べてみると、イギリス系のアメリカ移民が最初に作ったという歴史を知りました。その後さらに海を渡りオーストラリアで1900年代半ばに流行したとか。
この「カーペットバッグステーキ」は、カーペット生地の鞄に見立てたことが語源。牛肉の塊に切り込みを入れてその中に思い切って生牡蠣を詰め、切り口を串などで塞ぎBBQとして食べるのが主流です。パン粉も一緒に詰めて、調理の際に出る肉汁や牡蠣の旨味を閉じ込めるのです。
オーストラリアに研修で訪れた時、幾つかのレストランのメニューに載っていたことを記憶しています。クリスマスに、ターキーに牡蠣を詰めて焼き上げる事があると聞いたことはありましたが、どちらにしても日本の食文化からすると斬新ですよね……。
只今FISHHOUSE本店では、クリスマス限定メニューでこの「カーペットバッグステーキ」を提供中。牛フィレ肉に牡蠣を巻き込んだステーキに、トリュフを効かせた香り高いソースをかけた贅沢な一皿に仕上げております。25日までの提供ですので是非ご来店くださいませ。