FISH HOUSE誕生の話②

2015-11-10 Tue

カナダから帰国した後は、レストランに勤めながら、独立という目標に向かっていました。
お客さまにエゴを押し付けるような店にしたくなかった僕は、自分の経験を生かした料理に+αになる何かを探していました。
そこで出会ったのが、開業前にお世話になったオイスターバー。この職場で再び牡蠣と関わる事になったんです。
産地や季節、養殖方法によって味の変わる牡蠣という食材に再会し、この面白さを深く掘り下げてみたくなり、開業を決意しました。
10年近く前、日本ではまだ馴染みのなかったオイスターバー。
当時はカチッとしたカウンターで牡蠣とワインをいただく、というスタイルがステータスでしたが、僕がイメージする空間は、北米の港町で仲間たちがワイン片手にワイワイと食事を楽しんでいるような、もっと日常食に近い雰囲気です。
そんなスタイルが日本にないなら自分で作りたい、そして今までのシェフ経験を生かした自分の好きな料理と牡蠣を皆さまと共有したい。
そんな気持ちから生まれたのがFISH HOUSE OYSTER BARです。