10周年の話

2019-12-16 Mon

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皆さんに支えられて節目を迎える事となりました。今回はFISH HOUSE10周年のお話です。

長くも短くも思える10年間をあらためて振り返ると、本当にいろいろな事を思い出します。開店当初は自分自身に余裕が無く、いつも気持ちが張り詰めていたし、店に泊まることもしばしば。野菜の買い出しはもちろんその他の食材の仕入れ、仕込みから営業と、時間の感覚すら感じないままあわただしく毎日が過ぎていきました。

スタッフも今と違い少なく、きつくあたった為に辞めていった者もいました。自身の家族はもちろん、スタッフにも随分と負担をかけていた様に思えます。

飲食店は開ける事よりも続ける事が難しい業界で、常に新しい何かを考えていないとすぐに劣化して廃れてしまいます。僕も歳をとり感性が変わってきていますし、10年前とは違い、お客さまの取り巻く環境も少しずつ変化しているように感じています。

現在働いている新卒スタッフは、当店のオープン当初は小学生だったわけですから、当然お店の中身も時代とともに変化し続けているのです。

スタッフの入れ替えや過酷な気象条件、増税などさまざまな変化がありながらも恵比寿西の五差路で今もお店を開けていられるのは、足を運んでくださる皆さまに支えてもらえているから。次の10年も変わらずにあり続ける為に、今後も前進してまいります。

今後とも変わらぬお付き合いのほど宜しくお願いいたします。