天然岩牡蠣の話

2018-7-3 Tue

Sorry, this entry is only available in Japanese.

10数年前まで、岩牡蠣と言えばほとんどが天然ものでした。しかし最近では養殖技術が発達し、真牡蠣と同じくほとんどが養殖にシフトされています。今回は「天然岩牡蠣」のお話です。

十分な大きさに育つまで3~4年の月日がかかる岩牡蠣ですが、最近では天然の小さな岩牡蠣を栄養のある海域で蓄養し、育成のスピードを速める工夫をしている生産者さんも。こうすることで産地によっては、安定した身入りの岩牡蠣が流通し始めています。

しかし一方で、天然の小さな岩牡蠣が乱獲によって減っているのも事実。天然モノの希少価値は、年々上昇しているのが現状です。

FISH HOUSEで扱う天然岩牡蠣は年間を通して1つの産地のみ。それは四国徳島の吉野川河口付近でとれるものです。

今年は瀬戸内海で貝毒が発生したために出荷が遅れましたが、先週末より入荷開始しました。店舗に届くのは毎週金曜日のみなので、週末でなければ出会えないレアな牡蠣です。

その大きさは大人の手のひらをゆうに超え、開けてみれば僕が思わずニヤニヤしてしまうほどの身入りの良さ。厳選したもののみ送ってくれる漁師さんに感謝です!

是非この時期だけのお楽しみとして、当店自慢の天然岩牡蠣味わってみませんか?