相生の牡蠣の話

2017-11-13 Mon

Sorry, this entry is only available in Japanese.

今までのブログでも何度か取り上げてきた、兵庫県・播磨灘の牡蠣。今回はその中でも当店に最もゆかりのある「相生」の牡蠣のお話です。
社員もアルバイトも、FISH HOUSEのスタッフになると必ず研修に行く、兵庫県・相生。ここは僕が独立する前からお世話になっている、大好きな産地です。
この海域の特徴は、広葉樹が生い茂る国立公園から植物性のプランクトンを多く含む河川が流入している事と、身入りの良い牡蠣を養殖する事に特化した生産環境です。
まず、毎年牡蠣の養殖が終わると海底を徹底的に清掃。そして身入りのばらつきの原因となる過密養殖を防ぐため、養殖筏の数が決められています。また、水揚げする場所が偏らないよう、生産者の方たちは毎年くじ引きで筏の場所を決めるのも特徴的です。
生産量は周辺の産地に比べて少ないかもしれませんが、一年足らずで火を入れても身が縮まないほどの牡蠣を育てられる海域は、僕の知る限りここ以外にありません。
今年は例年より2週間ほど早く当店に届いておりますが、甘みもしっかりあり、すでにリピートオーダー続出です。
小粒で味の濃縮された相生の牡蠣を、ぜひ当店で楽しんではいかがでしょう。