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飲食店の賄いの話 | FISH HOUSE OYSTER BAR
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飲食店の賄いの話

2017-2-7 Tue

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飲食店の賄いは、お店のメニューを割引で食べられたり、メニューの材料を使って調理したりと、業態によってそれぞれです。今回は僕が育った飲食店の賄いのお話、いや、気持ちのお話です。
駆け出しの頃、当時のシェフに「飲食店のスタッフは賄いでいい物を食べなければいけない」と言われていました。でもその意味を理解したのは、僕が後輩に教える立場になった頃でした。
値段の高い食材を使うのが美味しいかと言うかとそうでもなく、でも屑野菜だけの賄いでいいのかと言うかとそれも違う。大事なのは、相手が誰であれ、食べる人の気持ちになって作れるかどうかです。
飲食店では、全員が同じ時間に食卓を囲めるとも限りません。1日中店舗にいる社員もいれば、スポットで入るアルバイトもいる。いくら無償で提供する賄いだからといって、作り置いた食べ物を冷めた状態で食べさせては、言葉は悪いですが食事ではなく“餌”です。
もちろん全てのスタッフに全力投球できるわけではありませんが、少なからず“皆に美味しく食べてほしい”という気持ちが大切。それが飲食店の調理に従事している人間の基本だと思います。それがおろそかになるようでは、お客さまに食事を提供する以前の問題です。
昔お世話になったシェフの言葉に「飲食店の従業員は、お客さまにより良い空間と美味しい料理を提供できるよう全力を尽くす気持ちを忘れない事」というのがあります。これを実現するには、まず働くスタッフが美味しい賄いを食べることが大切だと考えています。
FISH HOUSEでは賄いをお客さまに振る舞うことはできませんが、そのホスピタリティを大切にしながら、皆さまを楽しませたい一心で頑張っております。
今後とも、調理スタッフ達が腕を振るう料理の数々をお楽しみください!