ラクレットの話

2016-10-25 Tue

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最近では、さまざまなチーズを使った料理が豊富にラインナップされるようになりましたね。そこで今回は「ラクレット」のお話です。アニメ「アルプスの少女ハイジ」で、ハイジが暖炉で溶かしたチーズをパンに乗せて食べるシーンがあるのをご存知ですか? あの料理がラクレットなのかチーズフォンデュなのか、区別がつかない人も多いと思います。
違いはシンプル、単にチーズが1種類かどうかです。フォンデュは数種類のチーズを白ワインに溶かし込みコーンスターチ等でとろみをつけたもの。一方ラクレットは単品のチーズの表面を焼いて溶けた部分を食べるものなのです。
ラクレットはフランス語で「削るもの」という意味で、チーズの名産国スイスの羊飼いたちが、たき火で表面を溶かしたチーズをパンやジャガイモにのせて食べ始めたのが始まりだとか。元々ラクレットという料理にはこのチーズ、などという決まりはなく、セミハードタイプを溶かせば何でもよかったのですが、今では料理名がそのまま付いたラクレットという専用チーズがあります。
FISH HOUSEの秋冬メニューでは、牡蠣の上にこのラクレットチーズを乗せて高温のオーブンで溶かしたものを提供しています。牡蠣の旨味にとろりと溶けた濃厚なチーズ、気温が下がり始めたこの季節、是非当店の「牡蠣のラクレットチーズのオーブン焼き」をお楽しみください。