牡蠣の燻製の話

2016-8-30 Tue

Sorry, this entry is only available in Japanese.

今回は、多くのお客さまに大人気のFISH HOUSE定番メニュー、「牡蠣の燻製」のお話です。
燻製を作るには、どんな食材の場合でもマリネなどをして味をしみこませ、水分をしっかり抜くことが必要です。しかし牡蠣の場合は海の味をダイレクトに感じられることが重要。水分を抜ききってしまっては、その魅力は半減してしまいます。
例えば塩漬けにしてしまっては塩辛くなってしまいますし、よくお土産として売られている缶詰は火が入り過ぎて牡蠣のしっとり感がなくなっていますよね。
そこで当店の燻製は、その全ての問題点をクリアして仕上げました。まず牡蠣は、身が縮みにくい播磨灘の蒸し牡蠣を使用。これを使う事で、表面の水分だけを取り除き、旨味をしっかりと濃縮することが可能になるのです。さらに燻し、身を縮みにくくするために低温のオイルでじっくりと調理。こうすることで旨味が濃縮され、身のサイズを保ち、さらに保存も効く「旨味を濃縮した牡蠣の燻製」が出来上がるわけです!
この、本当に美味しい牡蠣の燻製を、9月の「牡蠣とワインのマリアージュ」としてハッピーアワーで提供予定です。合わせるワインはカリフォルニアのほんのり樽香の効いたシャルドネ。
この至極のマリアージュ、ぜひこの機会に楽しんでください。