以前FISH HOUSEの野菜の話で鎌倉野菜に触れましたが、今回はその野菜達を使った当店のサラダのお話です。
僕が見習いだった頃、よく先輩たちに“このメニューにはこれ、”“こっちのメニューにはこれ”と、完璧な一皿を仕上げるには食材の変更は不可能とよく怒られました。これを実現するために、僕は発注からかなり気を遣っていたものです。
しかし今は、食材ありきで料理を考えています。日本には四季があり、時期によって美味しい季節野菜がありますよね。僕が仕入れに行く鎌倉でも一緒です。季節によって味わいの違う、個性豊かな野菜をふんだんに使うのが、当店の「ガーデングリーンサラダ」。夏にはトマトやキュウリ、そして冬には大根やカブと楽しみは尽きません。
ドレッシングも玉ねぎをベースにした非常にシンプルなもので、野菜の味をダイレクトに楽しんでいただけます。あれもこれもと盛り付けている間についつい山盛りになってしまいますが、これこそが目で見て楽しみ食べて満足な僕の思うサラダです。
これから春から夏へと移り、野菜も端境期となり、「なりもの」と呼ばれるナス、キュウリ、トマトが美味しくなる時期がやってきます。皆様もFISH HOUSEで季節を感じられるサラダを楽しんでみませんか？

当店ではガーデングリーンサラダ以外にも「スモークトラウト」のサラダ、4月19日からは季節野菜たっぷりの「ニース風サラダ」の提供も予定しております。併せてお楽しみください！