食べるスープクラムチャウダーの話①

2015-12-29 Tue

クラムチャウダーと言えばアサリや野菜の入ったクリーミーなスープというイメージを持つ方がほとんどですよね。作り方の概念はシチューと一緒で、まさにスープというよりも食べ物に近いと僕は認識しています。
我々FISHHOUSEもクラムチャウダーには思い入れがあります。
僕が住んでいたカナダでは、チリビーンズやクラムチャウダーがスーパーのデリコーナーに必ず並んでいたものです。
帰国してから、大好物だったクラムチャウダーを探してもなかなか見つかりません。ならば作ってしまうのが手っ取り早いとメニューに組み込んだのですが、これはあくまでも僕好みの提供の仕方。
それではと、年に1度クラムチャウダーのコンテストが町をあげて行われるボストンに、本場のチャウダーを食べ歩きに行ってみると、店によっては貝殻付き、濃度も店によって違うし味もそれぞれ……。その姿に正解はないということが分かりました。
FISH HOUSEのクラムチャウダーはニューイングランド風で僕の好みの姿。パンチの効いた味付けではありますが、バターを溶かしベーコンを炒め、玉ねぎにジャガイモ、アサリのむき身を加えたら仕上げは牛乳と生クリームと、とてもシンプル。何よりも寒い夜に温まります。
生牡蠣で冷えたお腹も是非このクラムチャウダーで温めなおしてみてください。
次回はチャウダーの歴史についてお話しします。

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