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牡蠣とグリコーゲンの話

2015-12-15 Tue

今回は、前回に引き続き牡蠣に含まれる栄養のお話です。
牡蠣に含まれる物質の1つに「グリコーゲン」というものがありますがいったいどんなものなのでしょうか?
動物でんぷんとも呼ばれるグリコーゲンは、摂取すると肝臓内で蓄えられ、更に筋肉の中にも貯蔵されます。内臓や筋肉に蓄積されることで、運動など急激な体の動きを必要とする時に、即効性のある栄養素として発揮されるのです。
さらに、疲労回復にも欠かせず、集中力を高め、更に血糖値を調整してくれる効果も。
そんな栄養素が旨味となって詰まっている牡蠣は、ストレスを与えるとより多くのグリコーゲンを体内にため込みます。オーストラリアやアメリカでは、牡蠣をバスケットに入れて干潟で育てる養殖方法がありますが、こうすることで、潮が引くとバスケットは海中より外に出ます。たびたび空気にさらされることで牡蠣は危機感を持ち、より多くのグリコーゲンを蓄えさせ小粒でも味がしっかり詰また牡蠣が出来あがるわけです。
余談ですがグリコのキャラメルには牡蠣エキスも入っていて、「グリコ」とはこのグリコーゲンが語源だそうですよ。