以前研修でオーストラリアを訪れた際に僕が感じた、独特の牡蠣文化があります。今回はオーストラリアの焼き牡蠣のお話です。
オーストラリアは北米と違い、オイスターバーという業態の飲食店は少なく感じました。しかし、どのレストランにも前菜に牡蠣が用意されていた記憶があります。
前菜でよく見かけたのが、2種類の焼き牡蠣、「モルネー」と「キルパトリック」。モルネーは、ベシャメルソースに卵黄とグリュイエールチーズを練りこんだソースを牡蠣に乗せて焼き上げる、とてもリッチで濃厚な焼き牡蠣。
一方キルパトリックは細切りにしたベーコンを牡蠣の上に乗せ、BBQソースまたはウスターソースで焼き上げる一品。このキルパトリック、不思議な組み合わせに思えますが、牡蠣に動物性の脂を加えて焼き上げると絶妙な味になるのです。
以前ブログにも書いた「カーペットバッグステーキ」もやはり、オーストラリアではポピュラーでした。肉と牡蠣を合わせるのは独特な文化が根付いているようですね。
FISH HOUSEでは、このキルパトリックを焼き牡蠣のメニューに組み入れています。ベーコンを乗せた牡蠣の上にオリジナルのBBQソースをかけて焼き上げる当店のそれは、オリジナルに負けない美味しさ。
間もなくメニュー替えですが、春夏メニューでも引き続き提供する予定です。是非お楽しみください!