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カクテルソースの話 | フィッシュハウス オイスターバー
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カクテルソースの話

2016-8-23 Tue

当店では生牡蠣を提供する際、レモンはもちろん、ビネガーやタバスコなど、いくつかの薬味をご提案しています。その中のひとつ、「カクテルソース」をお使いになったことはありますか? 
僕が料理をはじめた頃、カクテルソースと言えばケッチャップをベースにブランデーやチリソースを合わせたもので、生牡蠣やローストビーフなどの薬味として使っていました。しかし牡蠣に深く関わるようになった今、改めてこのソースについて考えさせられる機会が増えたのです。
生牡蠣は海の味がそのまま楽しめる食材。最初はカクテルソースを使うと味を殺してしまうのではと少し抵抗があったのですが、海外では必ずと言ってよいほど薬味として添えられていて、提供の仕方もお店それぞれ。僕の経験上、国産のシーズン初期の淡泊な真牡蠣にはやはり向いていないように思いますが、味のしっかりしている海外産や、国産でも産卵前の真牡蠣には抜群の相性に思われます。つまり味のしっかりした牡蠣にはその特徴を殺すことなく、新たな味わいを楽しませてくれるのです。
FISH HOUSEでは先日より、すりおろしたホースラディッシュを混ぜ込んだ、少しシャープな味わいのカクテルソースをご提供。勿論、今が旬の岩牡蠣との相性も抜群です。ご来店の際にはどの牡蠣に合わせると相性が良いのか、是非スタッフにお声かけください。