幼いころから牡蠣という食材に慣れ親しんでいたわけではない僕が、
どうしてオイスターバーを開業したか、少し話をさせてください。
専門学校時代もレストランに就職してからも、
牡蠣は季節になると必ずやってくる食材でした。
牡蠣とはこの程度の付き合いでしたが、
この関係を大きく変えたのは3年間のカナダ生活でした。
僕が勤めていた山の中のホテル内にあるレストランには、
バケツに入った牡蠣やムール貝が毎日のように運ばれてくるのです。
魚介類を生で食べる文化がほとんどない人たちが、
不思議と牡蠣だけは生で食していました。
日本にも一種類の牡蠣をフライにする程度の習慣はありましたが、
さまざまな産地の牡蠣を食べ比べるなんて、
当時の日本にはありませんでしたよね。
この経験が僕にとって大変貴重なものになり、
これがFISH HOUSE開業の大きなきっかけになりました。
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FISH HOUSE誕生の話②